更新日:2025/10/26
はじめに
株式投資を始めると、ニュースや企業分析で頻繁に出てくる「PER」「PBR」「ROE」📝
どれも企業の「割安さ」や「収益力」を測るための大切な指標ですが、意味を混同しがちです。この記事では、それぞれの指標の意味と計算方法、そして3つの関係性を初心者にもわかりやすく解説します🔥
PERとは?(株価収益率)
PER(ピー・イー・アール)は「Price Earnings Ratio」の略で、日本語では「株価収益率」といいます。
計算式:PER = 株価 ÷ 1株当たり利益(EPS)
企業が1株あたりどれくらい利益を出しているかに対して、株価が何倍になっているかを示す指標です。
たとえば、PERが10倍なら「企業が1年で稼ぐ利益の10年分の株価である」という意味になります。
📍補足
一般的には、PERが高い=将来の成長が期待されている、PERが低い=割安と見なされやすい、という傾向があります。
PBRとは?(株価純資産倍率)
PBR(ピー・ビー・アール)は「Price Book-value Ratio」の略で、「株価純資産倍率」と呼ばれます。
計算式:PBR = 株価 ÷ 1株当たり純資産(BPS)
会社が解散した場合に株主へ分配される資産(純資産)に対して、株価がどのくらい評価されているかを表します。
📍補足
PBRが1倍なら「株価=純資産価値」、1倍未満なら「資産価値よりも株価が低く割安」と判断されます。
ROEとは?(自己資本利益率)
ROE(アール・オー・イー)は「Return On Equity」の略で、「自己資本利益率」を意味します。
計算式:ROE =1株当たり利益(EPS) ÷ 1株当たり純資産(BPS)× 100(%)
株主が出資したお金を使って、企業がどれだけ効率的に利益を生み出しているかを表します。
📍補足
ROEが高い企業ほど、経営効率が良いとされ、投資家からの評価も高まりやすいです。
3つの関係性:ROE × PER = PBR
実はこの3つの指標は、以下のような式でつながっています。
ROE × PER = PBR
つまり、企業の収益性(ROE)と投資家の期待(PER)が組み合わさることで、最終的に株価の割安さ(PBR)が決まります。
この関係を理解すると、企業の「利益効率」「期待度」「株価の妥当性」をまとめて判断できるようになります。
具体的な計算例
次のような企業Aを例に考えてみましょう。
・株価:1,200円
・1株当たり利益(EPS):100円
・1株当たり純資産(BPS):800円
このとき、各指標は次のように計算されます。
・PER=1,200 ÷ 100 = 12倍
・PBR=1,200 ÷ 800 = 1.5倍
・ROE=100 ÷ 800 = 12.5%
そして、ROE(12.5%)× PER(12倍)= PBR(約1.5倍)という関係が成り立っています。
このように、3つの指標はバラバラではなく、企業の状態を立体的に把握するための「セット」で考えるのがポイントです📝
まとめ
PER・PBR・ROEは、企業分析の基本中の基本。
PERは「投資家の期待値」、PBRは「株価の割安さ」、ROEは「経営の効率性」を示す指標です🏢
これらを一緒に見ることで、株価が高い・安いの裏にある“理由”を読み解けるようになります。
数字の意味を理解しておくと、投資先を選ぶ判断力が大きくアップします📝