更新日:2023/06/22
はじめに
こんにちは! 27歳サラリーマンのたろうです。 本業では製造業で新製品開発に携わっています。また、大学院では生体材料に関する研究をしていました🧪
今回は投資の基礎である「PER」「PBR」「ROE」という指標について説明し、株式投資を行う際の活用例を説明します。
投資初心者向けの投稿となっていますので、是非ご覧いただければと思います✨
目次
1.PER/PBR/ROEとは?
ダントツでこの図がわかりやすかったので引用させていただきます。✨
このグラフの関係性がわかる方は今回は解説の必要なしかもしれません。
引用:みんなの教科書
それぞれの正式な名称と日本語の意味は以下です。
PER(Price Earnings Ratio):株価収益率
株価が割安 or 割高を判断する指標。株価が企業1株当たりの純利益の何倍相当かを示す指標です。 PERの単位は倍で、「株価が1株ごとの当期純利益の何倍まで買われているか?」を表しています。具体的な計算は以下です。
PER(倍) = 株価 ÷ 1株当たり純利益
株価が1200円の場合、その会社の1株当たりの利益が100円であればPERは12倍(1200÷100)です。 PERの明確な指標はありませんが、日経平均の場合、PERが15倍程度であれば、適正な株価であるといわれています。(業界ごとに相場は異なるので要注意⚠️)結論ですが、PERによって、下記のように現在の株価が割安か割高かがわかります。
・低PER→会社の利益に対して株価が割安
・高PER→会社の利益に対して株価が割高→投資効率が悪く、買い時ではないと考えられます。(投資金額に対して、思ったより企業が利益を出していないイメージですかね?)
PBR(Price Book value Ratio): 株価純資産倍率
企業の1株当たりの純資産に対して株価が何倍相当かを表す指標です。 PERと同じく、単位は倍です。具体的な計算式は以下です。
PBR(倍)=株価÷1株当たり純資産
株価が2000円で純資産が1000円の場合、PBRは2.0倍(2000÷1000)となります。
下記イメージが大事かもです☺️
・PBRが1倍以上→割高
☆PBRが1→理論上会社が解散した場合、株主に投資額がそのまま戻ってくる株価
・PBRが1倍未満→割安
【応用】PERとPBRの使い分け
PER→会社の利益基準で株価を判断。
PBR→会社の資産基準で株価を判断。
会社の収益性 or 資産を重視するのかはつまるところ、投資家個人に委ねられているのです。よく「このPERとPBRの銘柄って買い時ですか?」と聞かれますが、結論答えられません。😂笑
ROE(Return On Equity):自己資本利益率
ROEは、私達投資家が投資した資本額に対し、企業がどれだけ利益があるかを表す指標です。単位は%でROEの数値が高いほど経営効率が良いと言えます。具体的な計算式は以下です。
ROE(%)=(当期純利益÷自己資本)×100 ROEの目安は10%ほどで、一般に、20%を超えると優良企業と評価されることが多いです。
2.PER/PBR/ROEの見方
引用:みんなの教科書
これは本当にわかりやすいですね♪先程の説明をまとめると ROE x PER=PBRになります。
今回はこの見方の一例を説明します。見方はたくさんありますが、まずはこれだけでも理解してください☺️
ROEが高けりゃいいってもんじゃない。市場にそっぽを向かれないためにはPBRとPERの見方が大事。│コモンズ考
引用:コモンズ投信
↑の画像はy=axという一次関数にすると、
y(PBR)=a(PER) × x(ROE)となるグラフとなります。
(例)高ROEかつ低PBR
PBRが低くて(株価割安)、ROEが高ければ(利益をたくさん出してる)、将来的な高収益が期待でき、グラフの矢印で示したように、足下で株価は低くても、将来への期待が高まり、PERが上昇して株価も上がるだろうとするのが基本的な考え方です。
3.まとめ
いかがでしたか?「PER」「PBR」「ROE」は理解できましたでしょうか?
ここで、3つの指標のみで確実な株式投資ができるとは限らず、会社の業績等で例外パターンも多々あります。
この情報を鵜呑みにするのではなく、まずは知識としてインプットし、見識を広げていきましょう📙
本日は最後まで読んでいただき、ありがとうございました✨