更新日:2025/10/13

はじめに
新聞を読んでも頭が良くなった気がしないと感じたことはありませんか?
実は、新聞を読む量と知性は必ずしも比例せず、新聞をしていても成長しない人と、ほとんど新聞を読まなくても地頭が良い人がいます。
今回は、新聞を読んでも意味がない人の特徴と、思考力を鍛えるための新聞との向き合い方を解説します📝
新聞を読んでも意味がない人の特徴
たくさん新聞を読んでいるのに成果が出ない人には、以下の傾向があります。
・読んだという行為で満足してしまう
・内容を覚えていない、深掘りしない
・他人の意見をそのまま信じてしまう
・考えたことを自分の言葉にしない
つまり、新聞を読む時間を「思考の時間」に変えられていないのです。新聞を読んでも知識が定着しないのは、読む行為が目的化しているからです📚
もったいない新聞の読み方
最近は気になる記事だけ拾い読みで十分という意見も聞かれます。また、情報量を増やすために複数紙を速読する人もいますが、これは新聞を読む本来の意義を見失う危険があります📝
新聞を読むことは、単にニュースを知るためだけではありません。その背景や意図、記事の立場を自分の頭で考えることに価値があります。
例えば、同じ出来事でも媒体によって論調や焦点が異なります。そうした違いを比較したり、記者の意図を読み取ったりする中で、情報を鵜呑みにせずに自分の考えを形成する力が養われます。
一方で、どんな記事にも「そうなんだ」と頷くだけでは、他人の意見に流されているにすぎません。
新聞を読んで終わりにせず、ネットで調べたり他の視点を確認することが大切です。
哲学者ショーペンハウアーは、考えずに読む人は、読めば読むほど愚かになるといった趣旨の名言を残しています。ここで1点注意したいのは、新聞を読むこと自体を悪とするではなく、「自分で考えることを放棄する読み方」が問題なのです📝
思考力を鍛える新聞の読み方
では、どうすれば新聞を脳のトレーニングにできるのか、ポイントは次の3つです。
常に自分の意見をもつこと
著者の意見を鵜呑みににせず、「なぜそう言えるのか」「自分ならどう考えるか」を意識して読むこと。
読後に言葉で整理すること
読み終わったあと、感想や要点をメモするだけで、理解が格段に深まります。SNSやノートに短く書くだけでもOK。
人と話すこと
新聞の内容を人に話したり議論したりすると、自分の考えの浅さや理解不足が見えてきます。これが最高のアウトプットになります。
新聞を読むとは「知識を仕入れる行為」ではなく、「思考の筋トレ」です。どれだけ読んだかではなく、読んだ後にどれだけ考えたかがすべてです📝
まとめ
新聞を読めば頭が良くなるわけではありません。大切なのは、どれだけ深く考えるか。読書量より思考量です。
新聞を読んでも成長しない人は、知識を溜め込むだけで使っていません。逆に、読む量が少なくても、日々の会話やニュースから考えを広げる人は、確実に頭が良くなっていきます。
新聞は目的ではなく手段。自分の頭で考え、自分の言葉で整理することこそが、「読む意味」を生み出すのです📝
本記事が少しでも役に立てば幸いです。最後まで読んでいただき、ありがとうございました! 今後も皆様の役に立つ情報を発信できるよう精一杯頑張っていきますのでよろしくお願いします☺️