更新日:2025/10/13

はじめに
本を読んでも頭が良くなった気がしないと感じたことはありませんか?
実は、読書量と知性は必ずしも比例せず、読書をしていても成長しない人と、ほとんど本を読まなくても地頭が良い人がいます。
今回は、読書しても意味がない人の特徴と、思考力を鍛えるための本との向き合い方を解説します📝
読書しても意味がない人の特徴
たくさん読書しているのに成果が出ない人には、以下の傾向があります。
・読んだという行為で満足してしまう
・内容を覚えていない
・他人の意見をそのまま信じてしまう
・考えたことを自分の言葉にしない
つまり、読書を「思考の時間」に変えられていないのです。本を読んでも知識が定着しないのは、読む行為が目的化しているからです📚
無駄な読書のやり方
最近は気になる部分だけ拾い読みでOKといった意見も聞いたりします。他にも速読してたくさん読む方がいいといった主張も目立ちますが、これは読書の目的を見失う危険があります📝
一冊の中で著者が伝えようとする意図を汲まず、都合の良い箇所だけをつまむ読み方では、考える力が育ちません。
読書は、本の中身を吸収するよりも「自分の頭で考える時間」にすることが重要です。
誰かの主張を読んで賛成や反対、或いは第3の選択肢といった、自分の立場を整理できる人は、本を通じて思考力を高めています。
一方で、どんな意見にも「なるほど」と頷くだけの人は、他人の考えの中を漂っているにすぎません。
哲学者ショーペンハウアーは、考えずに読む人は、読めば読むほど愚かになるといった趣旨の名言を残しています。1点注意したいのは、本を読むこと自体を悪とするではなく、「自分で考えることを放棄する読み方」が問題なのです📝
思考力を鍛える読書法
では、どうすれば読書を脳のトレーニングにできるのか、ポイントは次の3つです。
常に自分の意見をもつこと
著者の意見を鵜呑みににせず、「なぜそう言えるのか」「自分ならどう考えるか」を意識して読むこと。
読後に言葉で整理すること
読み終わったあと、感想や要点をメモするだけで、理解が格段に深まります。SNSやノートに短く書くだけでもOK。
人と話すこと
本の内容を人に話したり議論したりすると、自分の考えの浅さや理解不足が見えてきます。これが最高のアウトプットになります。
読書とは「知識を仕入れる行為」ではなく、「思考の筋トレ」です。どれだけ読んだかではなく、読んだ後にどれだけ考えたかがすべてです📝
まとめ
本を読めば頭が良くなるわけではありません。大切なのは、どれだけ深く考えるか。読書量より思考量です。
本を読んでも成長しない人は、知識を溜め込むだけで使っていません。逆に、読書量が少なくても、日々の会話やニュースから考えを広げる人は、確実に頭が良くなっていきます。
読書は目的ではなく手段。自分の頭で考え、自分の言葉で整理することこそが、「読む意味」を生み出すのです📝
本記事が少しでも役に立てば幸いです。最後まで読んでいただき、ありがとうございました! 今後も皆様の役に立つ情報を発信できるよう精一杯頑張っていきますのでよろしくお願いします☺️