更新日:2025年5月24日
はじめに
家庭のちょっとしたトラブルでよくあるコンセントのグラつきやカバー割れ。つい自分で直したくなっちゃいますよね。でも内容次第では法律違反になることも。この記事では、コンセントに関する作業を素人がどこまでやってOKなのか?電気主任技術者が法律を基にわかりやすく解説します⚡
配線に触るのはNG。外側だけならOKな場合も!
日本では「電気工事士法」という法律があって、電気配線に関わる工事は電気工事士資格が必要です。つまり、コンセントの配線に触れるような修理・交換はNG!
でも外側のカバーやプレートを交換したり、掃除するくらいならOKな場合もあります。
次から具体例を紹介します📝
素人がやってはいけない作業
以下のような作業は電気工事士の資格が必要です。
壁に埋まっているコンセント本体の交換
コンセントの内部配線の接続・修理
コンセントの移設・増設
ブレーカーや分電盤の配線に触る作業
感電や火災のリスクがあるので、法律的にも絶対NG⚠️
素人でもできる作業(資格不要)
一方、こんな軽作業ならOKとされています。
コンセントの外側カバーやプレート掃除
コンセントの外側カバーやプレート交換
電源コードの差込プラグの交換(自分の家電に限る)
延長コードの使用(ただし改造はNG)
大事なのは配線に触らないかつ、感電の恐れがないこと⚠️
迷ったら「これは電気工事?」を基準に
ネジ1本で交換が容易そうであったり、ちょっとコードを繋げるだけでも、それが壁の中の配線や電気の流れる部分ならアウトです。DIY動画で簡単そうに見えても、事故や火災の原因になるので絶対に無理しないでください⚠️
コンセントがグラグラしてる・差し込みがゆるいなどのトラブルが起きた際には、電気工事士や管理会社(賃貸やマンションの場合)に連絡して対応してもらうのが基本。不安ならば絶対触らないようにしてください。
またあまりにも危険な場合は、絶縁性のあるテープで固定し、触らないようにしておくのも応急処置としてはアリです。
まとめ
今回はコンセントに関する作業って素人がどこまでやってOKなのか解説しました。コンセント本体や内部配線は素人が触っちゃダメで、外側のカバーの掃除や交換は感電リスクがなければOKです。
困ったら電気工事士に頼むのが安全で確実!火災や感電を防ぐためにも、NGなことを知っておきましょう。
本記事が少しでも役に立てば幸いです。最後まで読んでいただき、ありがとうございました📝