更新日:2024/06/18
はじめに
中古マンションを購入してリフォームする場合、費用や期間などが気になると思います。そこで今回は実際に中古マンションを購入し、水回り・洋室・和室を外注業者にてリフォーム依頼した私が体験談を共有します。各部屋の詳細な金額やリフォーム費用を抑えるコツ等非常に実用的な情報となっております。これから中古マンションのリフォームや中古マンションの購入を検討している方におすすめの記事となっております🏠
目次
リフォームのメリット
リフォームのデメリット
【重要】最低でも2社は見積もりを取るべき!?
【重要】拘りたい部分は業者と内容すり合わせ
リフォームの所要期間は?
気になるリフォーム費用は?
リフォーム費用を抑えるコツ
まとめ
リフォームのメリット
好みに合わせた空間を作れる
賃貸と異なり、レイアウトや壁紙の変更、最新の設備・内装を取り揃えたりと柔軟に住環境を作ることができます。
トータルコストが新築よりも低いことが多い
中古マンションの購入価格は基本的に新築よりも安いことが多いです。さらに築年数が10-20年ほど建っていて立地がよい物件は、リフォームで綺麗にしながら購入価格より高く売却できるなんて夢みたいなこともあります🏠
リフォームのデメリット
住みながらのリフォームはストレスに
私は住みながらのリフォームをしましたが、施工中の騒音やお風呂が使えず数日間外出をする必要がありました。
老朽化による追加コスト発生
古い建物の場合、予想外の修繕箇所が見つかり、追加費用が発生する可能性がありますね。工事に関しては業者の当たり外れが大きく、無駄に追加工事の提案をしてきたりしますので、複数の業者の意見を聞いてみてください!
リフォームは住宅ローンがほとんど組めない
中古マンションの購入には住宅ローンが利用できますが、リフォーム費用は住宅ローンが使えないことが多く、別途リフォームローンを組むか現金で支払うかの選択となります。
最近ではリフォーム一体型ローンを取り扱う金融機関も増えていますが、リフォームの際には業者選定→打ち合わせ→リフォーム見積書作成の流れがあり、見積もりが出た段階でないとローンが組めないのが基本で、審査を含めるとかなり時間がかかってしまいます。私はリフォーム費用は仕方なく現金で一括払いしました💸
【重要】最低でも2社は見積もりを取るべき!?
リフォームを依頼する際には、必ず複数の会社から見積もりを取りましょう。最低でも2社、できれば3社以上の見積もりを比較することで、適正価格や各社のサービス内容を把握でき、より有利にコスト削減の提案ができます。私は4社見積もりしましたので、具体的な金額と合わせて後ほどお話します🏘️
【重要】拘りたい部分は業者と内容すり合わせ
リフォームを価格やクオリティの観点で成功させるために、自分が拘りたい部分についてリフォーム会社としっかりとすり合わせを行うことが重要です。キッチンのデザインや収納の配置、床材の種類など、具体的な希望を明確に伝え、どのように実現するかを丁寧に打ち合わせてください。
詳細な打ち合わせを行うことで、施工後の「思っていたのと違う」というミスマッチを防ぐことができます。
上記は私が依頼した内容の一部になります。ご参考までに添付しておきます。
リフォームの所要期間は?
【実施時期】2024年6月頃
【場所】愛知県
【間取り】3LDK、約90平米
【築年数】20-25年
【リフォーム内容】キッチン、バスルーム、洗面所、和室一部屋、洋室二部屋※リビングはリフォーム済
上記の前提で業者探しからリフォーム完了まで約2ヶ月かかりました。具体的には下記のようなスケジュール感となっております。
- 業者選定・見積もり: 2週間
- 展示場でキッチンとお風呂の詳細決定: 1週間
- キッチンとお風呂の発注: 2週間
- キッチン・バスルームなどの設備設置: 1週間
- 内装工事(各部屋のクロス貼り、フローリング設置など): 1週間
-仕上げ・掃除 : 1週間
見積もりは業者の混み具合によってはもう少し時間がかかったりします。キッチンとお風呂は基本的にメーカー取り寄せとなっているのも時間がかかる要因の一つです🛀
気になるリフォーム費用は?
【実施時期】2024年6月頃
【場所】愛知県
【間取り】3LDK、約90平米
【築年数】20-25年
【リフォーム内容】キッチン、バスルーム、洗面所、和室一部屋、洋室二部屋※リビングはリフォーム済
上記の前提で4社に現場を見学いただき、見積もりをした所、
A社・・・330万円(採用)
B社・・・360万円
C社・・・510万円
D社・・・420万円
キッチンやお風呂といった大きな所は型番を合わせて見積もり依頼しましたが、ここまで大きな差が、複数見積もりの重要性を痛感しました。特にコストのかかるキッチンやバスルームの本体価格の割引率や人件費がかなり違っていました。採用したA社の内訳は以下となっております。
a. 仮設工事: 58,300円
養生や発生した粗大ゴミの処分等が含まれています。
b. キッチン・設備取替: 1,038,400円
こちらの写真は工事前です。旧キッチンの解体から新キッチンの立ち上げ、周りの照明取替の費用が含まれております。
工事後はこちら!キッチンの本体費用も含んでおり、大人気のキッチンであるタカラスタンダードのエーデルにしました。ホーローで使い勝手が良く、白のデザインもかわいいです!
c. トイレ工事: 192,500円
こちらは工事前の写真です。便器や壁紙の総取り替えを依頼しました。
工事後はこちら!特にショールームの見学はせず、業者さんによくある安いやつと希望し、LIXIL のアメージュ便器となりました。
d. 洗面所工事: 273,900円
こちらは工事前です。洗面台の総取り替えと収納扉の改築を実施しました。
工事後はこちら!3面鏡がよかったので、LIXIL ピアラを入れました。シンプルでおしゃれでした!
また昔のマンションではあるものの、初めからスペースがあった為、衣類や洗剤等の収納スペースも確保できました。これはラッキーです。
e. 浴室工事: 992,200円
こちらは工事前です。浴室も総取り替えを実施しました!
工事後はこちら。鏡は掃除が面倒なので始めからない仕様に。最近は流行ってるみたいです。
少し残念なのが床です。マンションですと騒音の観点からいうクッション性のある床にする必要があり、数万円プラスでかかってしまいました。
f. 洋室2部屋・和室: 817,300円
こちらは洋室の工事前です。11畳の洋室の壁紙・フローリング張り替えと収納棚の改築が費用に含まれています。工事後の写真はこちら!棚もバッチリ!よくある洋室で大満足です。
こちらはもう一つの洋室の工事前です。7畳の洋室の壁紙・フローリング張り替えと収納棚の改築が費用に含まれています。 工事後の写真はこちら!
こちらも綺麗になりました。
こちらは和室の工事前です。6畳の和室の壁紙張り替えが費用に含まれています。
工事後の写真はこちら!和室は壁の補修や畳の張り替えをセルフでやったり、ふすまはここから自分で取り替え予定ですので、コストをかなり抑えることができました!
総合計: 約330万円
リフォーム費用を抑えるコツ
複数の業者から見積もりを取る
先ほども申し上げましたが、複数の業者からの見積もりはかなり重要です、徹底しましょう! 最低でも2社、できれば3社以上の見積もりを比較することで、適正価格や各社のサービス内容を把握することができます。
拘りたい部分は業者と内容すり合わせ
リフォームを価格やクオリティの観点で成功させるために、自分が拘りたい部分についてリフォーム会社としっかりとすり合わせを行うことが重要です。
私が実際に依頼した細かなコストダウンの内容を一部共有させていただきます。まずはキッチンのコンロ部分。標準ではガラスコーティングのコンロでしたが、アルミに変更したことで、数万円浮きました。
また見た目は変わりませんが、魚焼きグリルの性能を両面焼きから片面焼きにすることで、こちらも数万円浮きました。他にも諸々やりましたが、コツコツ細かく内容を確認するのが大変でしたね(笑)
DIYできる部分は自分で行う
見積もり書をみて、『意外に高いな、、、』と思う部分を自分でできないかトライしました!
まずは壁の補修。前の住人が猫の引っ掻き傷を残したままでしたので、自分で壁紙を貼りました。壁の補修はプロに頼むと意外に高く、セルフでやることで数万円浮きました。実はこの壁紙、100円ショップで買えるんです!すごい!
ドアノブ交換(かなーり劣化していたので)も自分で取り付け。意外と簡単にできました。これも業者に依頼するとドアノブと含めてまぁまぁしましたね。1万ちょっと浮きました。他にも和室の畳を自分で購入して設置したり、ドアストッパーを自分で新しいものに変えたりしました。中古マンションの際には老朽化による取替が発生しますが、実は自分でできるものがたくさん。興味があればたくさん調べてDIYしてみてください⛏️
まとめ
今回は実際に中古マンションを購入して水回りや洋室、和室を外注業者にてリフォームした私が体験談を共有しました!
計画段階での準備、特に複数の業者からの見積もり取得や拘りたい部分を明確に伝えることで、理想の住まいをできるだけ安く実現することができます。
費用や工期についても事前に確認し、スムーズなリフォームを進めましょう。綺麗なおうちは最高ですね。
本記事が皆様のお役に立てば幸いです🔥